僕が君の手足になるよ(I Will Be Your Hands and Feet)

山後勝英氏が脚本・撮影・演出・編集・プロデュースを担当されたショートムービー、『僕が君の手足になるよ(I Will Be Your Hands and Feet)』。

山後氏とは数年前、「正面 × 愛とセックス vol.5」からのご縁で、その後「知覚するゲイ」展のクロージング・パーティーでは監督初のLGBTショートフィルム『Sex × Friend ?』と続篇『HIV × LOVE ?』を上映までさせてもらい、トークゲストまでやってくれたという。めちゃ太っ腹な方です。

そして、それ以前に制作されていたのが、『僕が君の手足になるよ(I Will Be Your Hands and Feet』。台湾青春映画のようなイメージでずっと気になっていたのですが、やっと観ました。

ご本人曰く、まだまだ吹っ切れてない感が出てるし、今観るとちょっと照れ臭いとの事でしたが、そこがこの映画の良さだなと感じました。主人公たちの心情と、山後氏の吹っ切れてない感(本人談)が良い相乗効果になってたんじゃないのかな、と。

あと、これは一体どういったジャンルになるかってことなんですが、私は普遍的な恋愛映画ととらえました。主人公の男性二人は恋人同士で、でも片方には奥さんがいる。それってアンタどっちが好きなのさ!サイテー!って思われる方もいると思うんですけど、セクシャリティだけで誰かを好きになったり愛したり、ましてや憎んだりっていうのじゃないと思う。

どちらの性を恋愛対象として見るかって、生れたときに大筋は決まってるんだろうけど、人間ってそんなに単純に作られてない気もする。その感情の矛先が誰に向かうかなんて、その時じゃないと解らない。そういうことを、改めて感じさせてくれた映画でした。

あ、でもこの奥様と私も同じ目にあったとしたら、絶対に許せないけどね(笑)

他にもいろいろと観させていただいたのですが、今のところコレが一番好きかも。ちょっと気になったのは、前半全くセリフがないのに、中盤から急に登場人物達が喋りだしたのが気になったかな。ここは完全に私自身の好みだと思われます。

そして山後氏の短編映画でもう一本気になっているものが、『Sparkle』。
また近いうちに観たいと思います。

余談ですが、山後氏は年齢が近く大のプリンスファンということもあり、勝手にシンパシー感じてます。やっぱプリンスファンは違うよね(笑)